客室清掃の水回りをキレイに仕上げるコツ|50代の私が実践する時短&徹底チェック術

清掃グッズ 50代の客室清掃バイト体験談

ホテルの客室清掃の中でも、**特に気を使うのが「水回り」**ではないでしょうか?

洗面台のざらつき、鏡の水跡、浴槽のざらつき・ぬめりや髪の毛……
どれか一つでも残っていれば、お客様からのクレームに直結してしまう可能性があります。

私も50代でこの仕事を始めてから、水回りの清掃では何度も注意を受けてきました。
でも、少しずつ**やり方や順番を工夫することで、短時間でも「きれい!」と思ってもらえる仕上がりができるようになってきました。

この記事では、水回りを10分以内で仕上げるための段取りと、チェックすべきポイントをまとめてご紹介します。
「丁寧さ」と「スピード」を両立したい方の参考になればうれしいです!


✅この記事でわかること
  • 客室清掃の水回り(風呂・洗面・トイレ)の基本的な順番と手順
  • クレームを防ぐために“絶対に外せない”チェック項目
  • 10分以内で水回りを仕上げるための時短&段取りのコツ



 >鏡の拭き上げも含めて、全体のスピードアップを図るコツを紹介しています。


風呂掃除は最初に取りかかるのが正解

バスルーム

水回りの中で、最も時間がかかるのが浴室です。
そのため私は、入室して荷物を置いたら、まず風呂場から掃除を始めるようにしています。

理由はシンプルで、水を使う作業が多いため乾くまでに時間が必要だから。
早めに終わらせておけば、仕上げ時には自然乾燥が進み、拭きムラも減らせます。

また、浴室には次のような注意点もあります:

  • シャワーカーテンに髪の毛が付いていないかチェック
    → 濡れている・においがある場合は交換。
  • 浴槽はスポンジでしっかり磨く
    → 洗剤を流すだけでは落ちない「ざらつき」を放置すると、NGにされやすい。
  • 壁・天井の水滴も確認する
    → 気が付かないことがよくありますが、クレームにつながるポイントですのでしっかりと拭き上げること。

風呂掃除は「時間がかかる」「やることが多い」分、最初に片づけることで後の作業がスムーズになります。



 >「水回り掃除が苦手…」と感じた方は、まず自分のタイプをチェック!


洗剤+お湯で流したあとは“拭き残しゼロ”を意識

洗面台や浴槽などの水回りでよくあるのが、「ざらつき」や「くもり」のクレーム。
その多くは、洗剤の拭き残しや水滴の放置が原因です。

まず大前提として、洗剤をつけたらスポンジでしっかり磨くこと。
軽くこすっただけでは、皮脂汚れや水垢は落ちません。
そのあとにお湯でしっかりと洗剤を流すことで、ツルッとした仕上がりになります。

ただし、お湯で流しただけでは終わりません。
水滴をそのままにすると、乾いたあとに跡やくもりが残ってしまうことも…。

そこで大切なのが、クロス(布)での丁寧な拭き上げ
手早く、でもていねいに仕上げることで、ツヤのある清潔感のある印象に変わります。「洗ったつもり」で終わらせず、
拭き残しゼロ”を意識することで、クレーム防止にもつながります。


鏡は「角度を変えてチェック」+アルコールで仕上げ

鏡の汚れは、見る角度によって見えたり見えなかったりするもの。
正面からはキレイに見えても、斜めや下から見ると水跡や拭き残しが目立つ…というのは、よくある話です。

そこでおすすめなのが、角度を変えてのチェック
仕上げ後に、鏡の前を左右・上下に移動しながら確認すると、思わぬ拭き残しに気づけることがあります。

また、仕上げにはアルコールスプレーを使うと効果的です。
指紋や水跡をサッと落とせて、乾きも早く、スッキリとしたツヤ感ある鏡に仕上がります。

さらに、照明に透かして見ると、うっすらとしたくもりやムラが浮き出ることも。
「見た目の美しさ」は、客室全体の清潔感に直結するポイントです。

ほんのひと手間が、印象を大きく左右するので、時間に余裕があるときはぜひ意識してみてください。


トイレは“裏側・床”も含めて手抜き厳禁

トイレ掃除で見落としがちなのが、便器の裏側や床まわり、タンクの周辺です。
表面的にはキレイでも、見えにくい部分に汚れが残っていると清潔感が一気に下がり、クレームにつながるリスクも。

特に注意したいのは以下のポイント:

  • 便座の裏やヒンジ部分にこびりついた汚れ
  • 便器下の床に飛び散った水や尿
  • タンク周辺のホコリや水跡


これらは意識していないとつい手抜きになりがちですが、お客様は意外とチェックしている場所でもあります。

また、トイレ掃除に使うクロスは、他の場所と必ず分けて使うこと。
使い終わったら、即回収して袋に入れるか、別にしておくなどの処理も徹底しましょう。

清掃品質は、こうした「見えにくいところ」で差がつきます。
“気づく力”と“丁寧な手の動き”が、プロの仕上がりに直結しますよ。


時間配分も意識!「10分以内」で質を保つには?

客室清掃では、質とスピード”のバランスが求められます。
特に水回りはチェックが厳しい分、丁寧にやりつつも時間内に仕上げる工夫が必要です。

シングルルームの場合、水回りの清掃は**「10分以内」がひとつの目安**。
この時間内で終えるためには、以下のポイントを意識してみてください。

  • 「磨く→流す→拭き上げる」をセットでルーティン化
     流れを固定すると、考える時間が減り、効率よく動けます。
  • ダラダラやらずに“メリハリ”を意識
     ゆっくり丁寧にやるのは大切ですが、時間の意識が薄れると全体が押してしまいます。
  • 慣れないうちはタイマーで時間を計測
     「今、自分は何分かかっているのか」を知ることで、リズムをつかみやすくなります。

「急ぐ」のではなく、「無駄なく流れるように動く」ことがポイント。
**“一定のクオリティを守りつつ時間内に終わらせる”**ための自分なりのリズムを、ぜひ見つけてみてください。


私が参考にしているYouTubeチャンネル
ゆにすまちゃんねる🌝UNIVERSAL SMILE CH.

水回りはもちろん、それ以外も大変参考になる動画です!


まとめ|水回りは“スピードと仕上がり”の両立がカギ

バスルーム

客室清掃の中でも、水回りはクレームに直結しやすい重要ポイント
だからこそ、スピード重視だけでなく「仕上がり」への意識が欠かせません。

効率よく仕上げるには、

  • 手順をルーティン化する「段取り」
  • 鏡やトイレ裏などの「見落とし防止の確認」
  • クロスやスポンジなどの「道具の使い分け」



こうした基本をしっかり押さえることが大切です。

一つひとつを丁寧にこなす習慣を身につければ、
「この人の部屋は安心できる」と思われる存在に、きっと近づけるはずです。


 >夏の水回り掃除は特に体力を使うので、暑さ対策も忘れずに。



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