客室清掃を続けるか迷ったときに考えたい3つの視点|50代の私のリアルな迷いと選択

ホテルの客室 50代の客室清掃バイト体験談

もう続けられないかも…」そんな気持ちになったことはありませんか?

客室清掃の仕事は、体力も気力も使う仕事です。
とくに50代で始めた私にとって、最初の1年は正直、「辞めたい…」と思うことの連続でした。

  • 疲れが取れない日々
  • 覚えることの多さ
  • 思ったように動けない自分へのもどかしさ

でも、そのたびに自分の気持ちを整理し、立ち止まって考えることで、
今もこうして続けられています。

この記事では、私自身の体験をもとに
「客室清掃を辞めるべきか、続けるべきか」迷ったときに考えたい3つの視点をご紹介します。

決断に正解はありません。
でも、少しでもあなたが納得して選べるようなヒントになれば嬉しいです。

✅この記事を読んでわかること
  • 客室清掃を辞めたくなる理由と、心の整理方法
  • 感情と現実を分けて考えるコツ
  • 辞めた後・続けた後、それぞれの未来の描き方





1. そもそも「なぜ辞めたいと感じたのか?」を整理する

辞める

「辞めたい…」という気持ちが湧いてくるのには、必ず何かしらの理由があります。
でも、気持ちのままに行動してしまうと、後から後悔したり「本当に辞めてよかったのか?」と迷ったりすることも。

だからこそ大切なのは、まず自分の中の“辞めたい理由”をはっきりさせることです。
よくあるのは、次のようなパターンです👇

体力的な負担(視点1)

客室清掃は、想像以上に体を使う仕事です。
50代の私も、最初の頃は**「たった5時間なのにこんなに疲れるのか…」**と驚きました。

  • 中腰や立ちっぱなしが多い
  • 夏は汗だく、冬は乾燥との戦い
  • シフトの連勤が重なると、疲労が抜けない

こうした肉体的負担が積み重なって、「もう無理かも」と感じる方は少なくありません。

人間関係のストレス(視点2)

もう一つ多いのが、職場の人間関係です。
特に、客室清掃は基本的に少人数チームで働くため、相性や空気感がストレートに影響します

  • 話しかけづらい先輩がいる
  • 小さなミスで注意されるのがつらい
  • 無言のプレッシャーを感じてしまう

相手に悪気がなくても、ちょっとしたことが気になってしまうのが人間関係の難しさ。
気づかないうちに、ストレスが蓄積していることもあります。

給与・待遇への不満(視点3)

頑張っても時給は変わらない、交通費が一部しか出ない、有休が取りづらい……
待遇への不満も、辞めたいと感じる原因になります。

「この労力に対して、この収入でいいのか?」
そう思い始めると、やる気が下がってしまうのは当然です。

「問題の正体」を言葉にすることで、気持ちが整理される

感情がモヤモヤしているときは、「もうイヤ!」という気持ちばかりが先行しがちです。
でも、「何がつらいのか?」「なぜそう感じるのか?」を言語化するだけで、気持ちが落ち着くことがあります。

紙に書き出してみるのもおすすめです。
もしかしたら、「辞めたい」のではなく「疲れているだけ」「今日は気分が落ちているだけ」という日もあるかもしれません。


一時的な感情か?長期的な不安か?を切り分ける

「辞めたい」と感じる時、その気持ちは一時的な疲れから来ているのか?
それとも、今後の見通しへの不安から来ているのか?
この2つをきちんと分けて考えることが、とても大切です。

「疲れているだけ」かもしれない

清掃の仕事は、日によって負担が大きく変わります。

  • 部屋数が多くてクタクタだった日
  • クレームや注意を受けて落ち込んだ日
  • 気温や体調が悪くてつらかった日

こうした**“その日限りのしんどさ”**が、辞めたい気持ちを引き起こしていることも多いです。

そんな時は、しっかり休んでから考えるのが正解。
疲れていると、物事をネガティブに考えてしまいがちです。

「将来が見えない」という不安は、別の行動が必要

一方で、「この先、ずっとこの仕事を続けられるのか?」「体がついていけるのか?」「生活はよくなるのか?」といった、将来への不安が原因になっている場合は、考え方を変えるだけでは解決しにくいです。

そんなときは、

  • 他の仕事にチャレンジできるよう準備を始める
  • 副業や資格取得など、選択肢を広げる
  • 清掃の中でも、自分に合った職場環境を探す

といった「次の一手」をゆっくり準備していくのがおすすめです。

感情と現実を切り分けると、冷静になれる

「今日は疲れているだけかもしれない」
「この職場ではなく、この働き方が合っていないだけかも」

そうやって、感情と現実を分けて考えるだけで、気持ちに余裕が生まれます。

大事なのは、感情に振り回されすぎず、自分にとって本当に必要なことを見つめ直す時間を持つことです。




年齢で不採用になるケースもある

  • 慣れた職場を離れることでストレスが増える
  • 新しい仕事が「もっと大変」な可能性もある

辞めた後の求人状況をざっくりでもチェックしてみると、
**今の職場の良さや、自分にとっての“現実的な選択”**が見えてくることもあります。

生活リズム・収入はどうなる?

特に客室清掃バイトのように、「午前だけ」「短時間」の働き方ができる仕事は、
50代以降にはとても貴重です。

辞めた場合、

  • フルタイムの仕事を探す?
  • アルバイトやパートで食いつなぐ?
  • 貯金を切り崩して生活?

生活リズムや家計のシミュレーションをしてみると、
「辞めたい」という気持ちが一時的な感情なのか、現実的な判断なのかが整理しやすくなります。

「辞めるリスク」と「続けるメリット」を比べる

たとえば──

  • 辞めるリスク】:収入が途切れる/次が見つからない/不安定になる
  • 続けるメリット】:今の環境に慣れている/短時間で働ける/安定収入がある

こうして比べてみると、「もう少しだけ続けてみようかな」と思える場合もあります。

もちろん、無理に我慢する必要はありませんが、
“辞めたあとの現実”をしっかりイメージしておくことが、冷静な判断への第一歩です。





まとめ|迷ったときこそ「立ち止まって整理する」が大切

客室清掃を続けるか、辞めるか──
悩んでいるということは、ちゃんと自分と向き合っている証拠です。

そして、
辞めるのも正解。
続けるのも正解。

どちらが“正しいか”ではなく、「自分が納得できるかどうか」が一番大切なんだと思います。

私も何度か「もう無理かも…」と感じたことがありますが、
そのたびにノートに気持ちを書き出したり、未来の自分を想像してみたりすることで、
「もう少し頑張ってみよう」と思えることができました。

  • 今何に悩んでいるのか
  • この悩みは一時的なものか
  • 辞めたあとの現実はどうなるのか



こうした視点で一度言語化してみると、
不思議と気持ちがラクになり、「今、自分にとって何が大事か」が見えてきます。

悩んだときこそ、立ち止まって、自分の心を整える時間をとってあげてください。
その一歩が、きっと前向きな選択につながっていくはずです。


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