客室清掃の仕事は「体力仕事」とよく言われますが、その中でも一番悩まされやすいのが 腰痛 です。
前かがみの姿勢や重い荷物の持ち運び、ベッドメイクなど、腰に負担をかける動作は毎日のように発生します。
私自身も未経験で客室清掃を始めてから、何度も腰痛に苦しめられました。
特にユニットバスの清掃や大部屋のベッドメイクでは、体勢が悪くて腰を痛めることが多かったのです。
この記事では、実際に腰痛になったときのリカバリー方法 と、腰痛を予防するための習慣や工夫 を、私の体験をもとに解説します。

客室清掃の仕事をこれから始める方や、すでに腰痛に悩んでいる方の参考になれば幸いです!
- 客室清掃で腰痛になりやすい作業シーン(ユニットバス清掃・シーツ運搬・ベッドメイクなど)
- 腰痛になってしまった時のリカバリー方法(ストレッチ・温め・湿布・コルセット・職場への相談など)
- 腰痛を予防するための日常習慣や作業中の工夫
- 実際に私が経験した「シフト調整」「勤務場所変更」のリアルな対応
- 腰痛対策に役立つグッズ(コルセット・温熱シート・作業靴など)とその活用法
腰痛になりやすい客室清掃の作業とは?

ユニットバスの清掃
腰痛を一番感じやすいのが ユニットバス清掃 です。
浴槽やトイレの掃除では前かがみになり、体をひねる動作も多いので、腰に大きな負担がかかります。
特に狭い浴室だと動きづらく、無理な姿勢を取らざるを得ないこともあり、「掃除後に腰がズーンと重くなる」ことがよくありました。
デュベカバーやシーツの運搬
大量のシーツやデュベカバーを運ぶ時も要注意です。
見た目以上に重く、腰を曲げて持ち上げる動作が続くと腰痛の原因になります。
私は「今日は荷物が多いな」という日ほど、帰宅後に腰の張りを感じることが多かったです。
ベッドメイク時の姿勢
ベッドを動かしたり、シーツを引っ張って三角折りをしたりする時も腰を酷使します。
特に大部屋のキングサイズベッドを扱う時は、かなりの負担。

慣れるまではベッドメイク1台で腰にズシンとくることもありました。
私が実際に経験した腰痛とその対応
私は実際に腰痛で仕事に支障が出たことがあります。
週4勤務を続けていた頃、痛みが強くなり、シフトを 週3に減らす ことにしました。
さらに、勤務先のホテルには 本館と別棟 があり、本館は大部屋中心で負担が大きく、別棟はシングルルームが多く比較的ラクでした。
そのためリーダーに相談し、別棟中心のシフトに変更してもらいました。
このように「腰痛で無理をしない働き方」を選ぶことで、清掃の仕事を続けることができました。
腰痛になった時のリカバリー方法
軽度の腰痛の場合
- ストレッチ:作業後に腰回りを伸ばすことで血流を改善
- 温める:お風呂や温熱シートで筋肉を緩める
- 湿布:炎症を感じるときは冷湿布でケア
中度の腰痛の場合
- コルセットを着用:作業中に腰をしっかり支えてくれる
- マッサージ:仕事後に整体やマッサージでケアするのも効果的
私も腰が重い時は コルセットを着用 しました。サポート力があると、不安なく作業ができます。
重度の腰痛の場合
- 無理せず職場に相談
- シフトを減らす、負担の少ない業務に異動してもらう
- 医師に相談して診断を受ける

私の経験でも、無理を続けると悪化する ので、勇気を持って相談することが大切です!
腰痛を予防するための工夫
日常的な運動
腰痛予防には、日頃の運動習慣 が重要です。
軽いストレッチやウォーキングを習慣にするだけでも違います。
無理な姿勢を避ける
ユニットバス清掃の時は、膝を曲げて腰を落とす ようにすると負担が軽減。
「腰だけ曲げる」動作は避けるのが鉄則です。
私はタオルを敷いてバスの中に入ってしまって作業しています。
これが一番おすすめです。
急な動きをしない
シーツを引っ張る時に「ガッ」と力を入れると腰を痛めやすいです。
作業はリズムを意識して、丁寧に。
職場の工夫
台を使って高い所を拭く、キャスター付きのワゴンを使うなど、腰に優しい工夫を取り入れるのも大切です。
腰痛対策に役立ったアイテム・YouTubeチャンネル
私が実際に使ってよかったアイテムを紹介します。
- 腰用コルセット:作業中の安定感が増し、不安が減る
- 温熱シート・湿布:痛みの程度によって使い分け
- クッション性のある作業靴:足腰への負担を和らげる
👉 これらのグッズは Amazonや楽天で購入できるもの が多いので、清掃員仲間にもおすすめできます。
わたしのおすすめストレッチ動画(YouTube)
仕事終わりに数分取り入れるだけで、翌日の回復が違います。
まとめ|腰痛と付き合いながら客室清掃を続けるために
客室清掃は、腰痛との付き合いが避けられない仕事です。
でも「リカバリー方法」と「予防の工夫」を知っておけば、無理なく続けることができます。
- 腰痛になりやすいのはユニットバス清掃・シーツ運搬・ベッドメイク
- 軽度ならストレッチや湿布、中度ならコルセット、重度なら職場や医師に相談
- 日常的な運動や姿勢の工夫で予防が可能
- 職場の配慮を受けることで、無理なく続けられる
私自身も週4勤務から週3勤務に変えたり、別棟のシングル中心の現場に変えてもらうことで仕事を続けてこれました。
「腰痛で清掃を辞めるしかない」と思う必要はありません。
自分の体と相談しながら、働き方を調整すれば、50代からでも長く続けられます。
👉 もし「腰痛が心配だけど客室清掃を始めたい」と思っている方は、求人サイトを比較して自分に合った職場を探すことが大切です。
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