客室清掃の時給は安い?50代が実感した「割に合う」「合わない」瞬間とは

ホテルの部屋 客室清掃のリアル体験

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。



「客室清掃って、けっこう体力使いそう…それでいて時給が安いって本当?」
そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

私自身、50代でこの仕事を始めて約2年。
実際に働いてみて感じたのは、「確かに、割に合わないと感じることもある」というリアルでした。

どんなに多くの部屋をこなしても、他の人のフォローをしても、うちの現場では時給は一切変わりません。
昇給したとしても、わずか30〜50円。
感謝されても、給料は上がらないという現実に、正直がっかりすることもあります。

でも一方で、「気楽に黙々と働けて、この時給ならまぁいいか」と感じる日もあるんです。

この記事では、50代の私が実際に働く中で感じた

ことを、リアルな視点でまとめています。



✅ この記事を読むとわかること
  • 客室清掃の時給相場と、実際の昇給事情
  • 清掃バイトが「割に合わない」と感じるリアルな場面
  • それでも50代がこの仕事を続けられる理由
  • 時給が安くても「損しない」ための考え方と働き方のコツ





割に合わないと感じた時






客室清掃の時給はどれくらい?平均相場と私の現場

お金

一般的な時給相場(地域・求人データから見える現実)

客室清掃の時給は、地域やホテルのグレードによって差がありますが、全国平均では1,000円〜1,200円前後が多いと言われています。

例えば、求人サイトで「ビジネスホテル 客室清掃 パート」と検索してみると、

  • 都市部の高級ホテル:1,200円〜1,400円
  • 地方のビジネスホテル:950円〜1,100円
  • インバウンド対応など多忙な現場:1,300円以上

といった傾向が見られます。

実際には「交通費込み」「昇給あり(ただし条件が厳しい)」という求人も多く、手取りベースでは想像より安く感じるケースも少なくありません。

私の働くホテルの時給と昇給事情(リアル)

私が働いているのは、東北のビジネスホテル。
時給は1,000円スタートで、働き続けて2年経った今も、1,050円ほどです。

現場ではこんなことが当たり前です:

  • 1日に10部屋以上こなしても、時給は変わらない
  • 他のフロアのヘルプに入っても、ありがとうで終わり
  • 昇給しても、30円〜50円アップがせいぜい

つまり、どれだけ頑張っても 「時給に反映されない」構造 なのです。

もちろん「〇年勤務で〇円アップ」といった規定がある会社もあるでしょうが、
私の職場では、評価=時給アップ には直結していません。

それどころか、頑張れば頑張るほど…

  • 「この人は早いから、部屋を多く割り振ろう
  • 「この人に頼んでおけば安心」

と、仕事量だけが増えていく仕組みです。

最初は「頼りにされてる」と思ってやりがいも感じていましたが、
体力的にも限界を感じる日が増え、次第に「これ、割に合わないかも…」と感じるようになっていきました。




清掃を続けた理由



「割に合わない…」と感じた瞬間ベスト3

どんな仕事でも、やりがいやメリットはあるもの。
しかし客室清掃では、「これは正直、割に合わないな…」と感じた瞬間も少なくありません。

ここでは、私が2年間働く中で強く感じた「割に合わない瞬間」を3つご紹介します。

第1位|自分ばかりに多くの部屋が割り当てられたとき

一番多く感じるのは、「なんで自分だけ?」という理不尽な割り振りです。

私は比較的作業が早い方なので、どうしても周りよりも部屋数が多くなりがち。
1日に12〜13部屋ということも珍しくありません。

しかし、それに対して「手当」や「ボーナス」があるわけではなく、
結局は多くこなした者が損をするという構造に近いのです。

中には「自分は7部屋だけ」「ゆっくりでも怒られない」という人もいますが、
それでも時給はほぼ同じ

早く終わらせた人が損をする現場には、やる気を削がれることもあります。

第2位|他の人のフォローに入っても感謝だけで終わる

「〇〇さんの部屋、終わってないから手伝ってくれる?」

そんなふうに声をかけられることもよくあります。
もちろん、人手が足りないときはお互い様。

でも、助けた分の報酬はゼロ。感謝の言葉だけ

しかも、フォローに入った先が汚れのひどい部屋だったりすると、
「結局一番大変なところを自分がやってるな…」という虚しさもあります。

感謝されることはうれしいですが、「それで時給が上がるわけじゃない」という現実は、じわじわと心に効いてきます。

第3位|体力的にきつい日の「これでこの時給か…」という思い

雨の日や夏の暑い日は、清掃作業も一層ハードになります。
汗だくになりながら働いて、帰りには足腰がガクガク。

それでいて、手取りは5時間で5,000円ちょっと

体調が悪い日などは特に、
「この体力消耗で、この時給…本当に割に合ってるのか?」
と、自問自答してしまうこともあります。



清掃+副業でバランス



それでも「割に合う」と思える瞬間もある

ここまで「割に合わない」と感じたエピソードを紹介してきましたが、
すべてが不満というわけではありません。

客室清掃の仕事にも、「これならこの時給でも納得かな」と思える瞬間は確かにあります。

ひとりで黙々と作業できる気楽さ

この仕事の最大の魅力は、人間関係のストレスが少ないこと。
一度客室に入れば、基本的には一人で作業に集中できます。

「人とずっと話すのが苦手」
「チームワークよりも、自分のペースで動きたい」

という人にとっては、まさに理想の働き方です。

時給は高くなくても、精神的なラクさがそのぶんカバーしてくれる
私も、サラリーマン時代のようなギスギスした上下関係から解放された今、
「この自由さなら、時給が安くても続けられる」と感じています。

誰にも干渉されず、自分のペースで稼げる

ほぼ同じような理由ですが・・・

「今日はちょっと体調がイマイチだな」というときでも、
自分のやり方でスピードを調整できるのが、この仕事の良さ。

ノルマはあるものの、ある程度のペース配分は自分次第です。

しかも、ノルマをこなしていれば、
リーダーや同僚から口を出されることはほとんどありません。

これは、「干渉されたくない」「自分で考えて動きたい」という50代には大きなメリットです。





時給が安くても「損しない」ための考え方と働き方

客室清掃の仕事は、どうしても「割に合わない」と感じる瞬間があるのは事実です。
ですが、考え方や働き方を少し変えるだけで、「損した」と感じにくくすることは可能です。

ここでは、私自身が実践している“気持ちの持ち方”や工夫をご紹介します。

「割り切り」と「期待しすぎない姿勢」が大事

まず大切なのは、仕事に過度な期待をしないことです。

「頑張れば時給が上がる」
「たくさんやれば評価される」

そう思ってしまうと、現実とのギャップにガッカリする可能性があります。

客室清掃は、どちらかといえば「評価が曖昧な仕事」です。
だからこそ、「生活費の足し」「副業のための時間確保」と割り切る方がラク

「この仕事は“これくらい”の報酬だから、こう使おう」と自分の中で納得していれば、余計なストレスを抱えずに済みます。

体力温存&ムリしない段取りを意識する

清掃の仕事は体が資本です。
だからこそ、ムリをせずに続けられる工夫が重要になります。

私の場合、次のようなことを意識しています:

  • 重いリネンや掃除道具は最小限でまとめる
  • 作業手順をルーティン化して迷わないようにする
  • 暑さ・寒さ対策の服装やグッズで快適に働けるようにする

このように、「ラクに続ける工夫」を日々少しずつ積み重ねておくと、
疲れにくくなり、結果的に「損した感」が減ります。

清掃バイト+副業や資格学習という「かけ合わせ」もアリ

もし「この仕事だけで生活を立てるのは厳しい」と感じているなら、
副業や資格の勉強をかけ合わせるのも選択肢です。

私自身も、清掃バイトのあとにブログやWebライターの仕事をしています。
時給が安くても、「この時間で得た経験が記事になる」と考えれば、
それだけで価値が生まれます。

また、比較的時間の自由がきくこの仕事だからこそ、
将来に向けた学びに使える“余白”も作りやすい

「単発の安い時給」ではなく、
次につながる時間の使い方を意識すると、
清掃バイトは“土台づくり”として十分価値のある働き方になります。




\バイト探しはこちらから!/
複数サイトの求人一括検索





まとめ|客室清掃の時給は高くない。でも「選び方」次第で納得感は変わる

お金

客室清掃の仕事は、正直なところ「高時給の仕事」ではありません。
頑張っても、時給が大きく上がることは少なく、
どんなに多くの部屋をこなしても、評価が給与に反映されにくい職場も多いのが現実です。

私が働いているホテルもまさにそのひとつで、
どれだけヘルプをしても、部屋数を多く担当しても、
時給は基本的に据え置き。
仮に上がっても、せいぜい30〜50円という世界です。

だからこそ大切なのは、何を求めてこの仕事を選ぶかを明確にすること。

  • 「短時間で働けて、あとは副業や家のことに時間を使いたい」
  • 「人間関係のストレスが少ない仕事がいい」
  • 「ある程度体を動かす仕事で生活リズムを整えたい」


こうした理由であれば、客室清掃は十分「選ぶ価値のある仕事」だと私は思っています。

実際、私自身はこの仕事を通じて、
「副業に挑戦できる時間と体力を残す」という土台を作ることができました。

時給だけで判断すれば「割に合わない」と思うかもしれません。
でも、「自分に合った働き方」として見れば、
意外と続けられるし、心もラクになります。

50代からの仕事選びは、「お金」だけでなく「ペース」や「安心感」も大事。
その意味で、客室清掃という選択肢は、意外とアリなのかもしれません。




\バイト探しはこちらから!/
お祝い金5万円がもらえる



タイトルとURLをコピーしました