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客室清掃の仕事は、見た目以上に体を使う仕事です。
中腰姿勢や持ち運び作業が多く、長時間動きっぱなしになることもあります。
そのため、腰や膝を痛めたり、洗剤で手荒れを起こしたり、夏や冬の気温差で体調を崩す人も少なくありません。
私自身、50代で客室清掃を始めてから、最初の1年は体のトラブルに悩まされました。
でも、作業の工夫やアイテムの見直しで、今では体調を保ちながら無理なく働けています。
この記事では、客室清掃の健康管理・体調維持に関する実体験と対策をまとめました。
- 腰痛・膝痛を防ぐ姿勢とサポートグッズ
- 手荒れを予防する洗剤選びとケア方法
- 夏の暑さ・冬の寒さを乗り切る服装とインナー選び
- 花粉・乾燥・ニオイへの実践的な対策
- 客室清掃を長く続けるための健康維持のコツ
腰痛・膝痛対策|中腰・立ちっぱなしをラクにする工夫

客室清掃で一番多い体の悩みが「腰痛」と「膝の痛み」です。
シーツの交換や掃除機がけ、水回りなど、前かがみになる作業が多いので、毎日の負担が積み重なります。
- 腰を曲げるより“膝を曲げる”動き方を意識する
- 台ふきや拭き掃除は片膝をついて行う
- コルセットやサポーターで腰を支える
私も最初は腰痛がひどく、整骨院に通うほどでしたが、腰ベルトとストレッチを習慣化してから、驚くほど楽になりました。
作業の前後に軽く体をほぐすだけでも、疲れの残り方が違います。
手荒れ対策|洗剤・ゴム手袋・ハンドケアの見直し
洗剤・漂白剤・お湯などを使う機会が多い客室清掃では、「手荒れ」は避けられない悩みです。
- 薄手の使い捨てゴム手袋を使用
- 洗剤は必要以上に手で触らない
- 作業後のハンドクリームを習慣に
特に冬は乾燥で指先が割れやすくなります。
「手荒れ=職業病」と思われがちですが、手袋の質を変えるだけでかなり改善します。
暑さ・熱中症対策|夏を乗り切る服装と水分補給
真夏のホテル清掃は、エアコンが効いていない時間帯が多く、室内でも汗が止まらなくなります。
特に繁忙期は「1日10部屋以上」こなすこともあり、熱中症リスクが高まります。
- 吸汗速乾インナーを着る(綿よりポリエステル素材)
- 冷却タオル・首元保冷剤などを活用
- 水分+塩分補給をこまめに行う
私は「エアリズムの接触冷感インナー+スポーツタオル+塩飴」を常備。
体力の消耗が全く違いました。
寒さ・乾燥・花粉対策|春・秋・冬場の不調を防ぐ工夫
冬は冷たい空気と乾燥、さらに花粉の時期は鼻や喉の不快感にも悩まされます。
また、秋の繁忙期(シルバーウイーク)・年末年始対策も必要となります。
- インナーを2枚重ねるより“裏起毛+吸湿発熱素材”を選ぶ
- マスク+保湿スプレーで乾燥防止
- 帰宅後のうがい・鼻うがいで花粉対策 etc
また、空調で肌が乾くため、ハンドクリームやリップなどの小物ケアも忘れずに。
ニオイ対策|汗・洗剤・部屋のこもり臭を防ぐコツ
清掃中の汗や洗剤のニオイ、換気不足のこもり臭は、知らないうちにストレスになります。
- 速乾性の作業服を選ぶ
- 汗拭きシート・制汗スプレーを常備
- 作業後に服をすぐ洗濯する習慣
- 部屋のこもり臭は窓開け+エアコン送風でリセット
香りの強い柔軟剤や香水は、かえってクレームにつながる場合もあるので要注意です。
客室清掃を長く続けるための体調管理のコツ
清掃の仕事は、無理をしすぎると体を壊してしまいます。
「ちょっと疲れたな」と思った時点で、休む勇気を持つことも仕事のうち。
- 前日はしっかり睡眠を取る
- 休憩中に軽くストレッチをする
- 水分と塩分補給を忘れない
- 無理なスピードを求めない
健康を保てれば、それが仕事の質と継続力につながります。
客室清掃の健康・体調管理まとめ

客室清掃は、体を動かす仕事だからこそ「健康管理」そのものがスキルの一つです。
腰を守る姿勢、手を守る手袋、季節ごとの服装――どれも“地味な工夫”に見えて、実は働き続けるための土台になります。
- 腰痛や手荒れは「工夫+アイテム」で防げる
- 暑さ・寒さ・花粉には「準備と習慣」が効く
- 無理をせず、体を第一に考えることで長く続けられる
「体が資本」という言葉は、この仕事にこそぴったりです。
1日1日の積み重ねを大切に、自分の体と上手につきあいながら働きましょう。