客室清掃の仕事をしていると、避けて通れないのが「腰のつらさ」です。
特に50代になると、以前はなんともなかった作業姿勢がだんだんときつく感じられるようになり、「このまま続けられるのかな…」と不安になることもありますよね。
私自身、腰痛持ちで、最初の頃は清掃中に何度も動きが止まりそうになりました。
でも、ちょっとした姿勢の工夫や便利グッズの活用で、かなりラクに感じるようになったんです。
そんな私の実体験をもとにして、無理なく、少しでも快適に働けるヒントになればうれしいです。
- 客室清掃で腰がつらくなる原因とは?
- 私が実践している「腰の負担を減らす姿勢と動き方」
- 腰を守るためのおすすめアイテム(コルセット・インソールなど)
- 日常でできる腰痛予防のちょっとした工夫
- 50代からでもムリせず働き続けるための考え方
「中腰姿勢が多くてつらい…」→
腰がつらくなる理由を知っておこう

客室清掃の仕事では、中腰や前かがみの姿勢がどうしても多くなります。
特にベッドメイクや風呂掃除のときは、体を大きく曲げたり、長時間同じ体勢で作業することも。
私自身、最初の頃は「ただ立っているだけで腰が痛い…」という状態になったこともあります。
なかでも風呂掃除は要注意。
浴槽の中を磨くとき、無理な姿勢で体をねじることが多く、腰への負担が大きいのです。
また、同じ動きを何十回も繰り返すことで筋肉が硬くなり、腰痛が慢性化するケースも。
まずは、「どうして腰がつらくなるのか?」を理解することで、負担を減らす工夫も見えてきます。
「風呂掃除って特に腰にきませんか?」→
姿勢と動きを見直して“負担を分散”
腰の痛みを軽くするには、「姿勢」と「体の使い方」を少し工夫することが大切です。
まず意識したいのは、腰だけに頼らず「膝や太もも」をしっかり使うこと。
床の物を取るときや浴槽を磨くとき、つい腰だけを曲げてしまいがちですが、
膝を曲げて腰を落とすような姿勢を意識すると、負担が分散されます。
また、屈むときに片足を前に出すことで、体のバランスがとりやすくなり、腰への負担も軽減できます。
動作のスピードにも注意。
「素早く、小さく」動こうとすると筋肉が緊張してしまうため、
「大きく、ゆっくり」した動きの方が結果的に疲れにくく、ケガの防止にもなります。
ちょっとしたコツですが、積み重ねることで体への負担は確実に変わってきます。
私が使っている“腰サポートグッズ”
の負担を少しでも軽くするために、私はいくつかのサポートグッズを活用しています。
薄手の腰用コルセット
掃中でも動きやすく、作業着の下に着けても目立たないタイプがおすすめです。
長時間の中腰作業でも、腰がぐっと安定してラクになります。
靴の中敷き(インソール)
意外と見落としがちですが、立ち仕事の衝撃を吸収してくれるインソールは必須アイテム。
クッション性のあるものを選ぶと、腰だけでなく膝や足裏の負担も減ります。
腰を冷やさない腹巻(冬場)
冬は冷えからくる腰の不調も増えるので、薄手の腹巻やカイロも重宝しています。
暖かく保つだけでも、腰のこわばり方が変わってきます。
これらのグッズは、Amazonや楽天などで比較的手ごろに手に入ります。
以下の記事でも詳しく紹介しているので、よければ参考にしてみてください👇
無理をしないマインドも大切
客室清掃は体を動かす仕事だからこそ、“無理をしない”という心構えもとても重要です。
「今日は腰が痛い」と思ったら…
無理していつも通りの動きをすると、かえって悪化させるリスクも。
軽作業に切り替えたり、周りに相談する勇気も必要です。
「今日は全力じゃなくていい」と思える柔軟さが、長く続けるコツになります。
スキマ時間にストレッチ習慣を
30秒でもいいので、腰まわりをほぐすストレッチを取り入れるだけで違います。
体がこわばったまま仕事に入るより、リセットしてから入るほうが効率も◎
日々の運動習慣で土台を作る
ウォーキングや簡単な体操、ストレッチなどを無理ない範囲で日常に取り入れると、腰の負担が少しずつ変わってきます。
「筋トレまでしなくても、ゆるく体を動かす習慣」が一番の予防です。
体の声を聞きながら働く姿勢が、結果として腰痛予防・長く働く秘訣になります。
まとめ|腰を守って、長く働くために

客室清掃は、どうしても腰に負担がかかりやすい仕事です。
でも、姿勢や動作を見直すこと・サポートグッズを取り入れることで、
その負担をぐっと軽くすることができます。
「腰がつらいから、続けられない…」ではなく、
“うまく付き合いながら働く”ための工夫を少しずつ積み重ねていけば大丈夫。
50代からでも、自分に合ったやり方でムリなく、長く働く道はきっと見つかります。
「暑さや疲れにも負けたくない…」→