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「脱サラしたら、もっと自由になれると思ってたのに──」
会社を辞めたあと、そんなふうに感じたことはありませんか?
私もその一人でした。
50代で脱サラし、プレッシャーから解放された反面、「この先、どう働く?」「お金は大丈夫?」という不安に押しつぶされそうになったこともあります。
そんな中で私が選んだのが 「客室清掃バイト」という働き方でした。
一見地味で、大変そうに思えるかもしれません。
でも実際に働いてみると、50代からの再スタートにはちょうどいい仕事だったと実感しています。
- 脱サラ後、50代が感じやすい「3つの不安」とは?
- 私が「客室清掃バイト」を選んだリアルな理由
- 実際の仕事内容・収入・1日の流れ
- 脱サラ後の仕事選びで後悔しないための考え方
- ゆるく働く生き方が50代に合う理由
脱サラ後、50代の私が感じた「3つの不安」

脱サラすると、まず感じるのは「自由」──。
でもそれは、「何にも縛られていない=何の保証もない」ということでもあります。
私が実際に経験した、脱サラ後のリアルな不安は次の3つでした。
お金の不安|収入が途切れる恐怖
会社を辞めた瞬間、給料という「決まった収入」がゼロに。
それまで毎月振り込まれていたお金が止まると、思っていた以上に不安になります。
- 「これから生活費、どうしよう」
- 「貯金が減るだけの毎日にならないか」
- 「年金までどうつなぐ?」
そんな思いが、じわじわと現実味を帯びてきました。
孤独感|社会とのつながりが一気になくなる
会社を辞めると、社会との接点がいきなり減ります。
- 誰かと会話することが少なくなった
- 外に出る理由がなくなった
- 「今日、自分は何もしていない」と感じる日が増えた
最初のうちは「開放感」だったはずが、数週間で「これって…まずいかも」と感じ始めました。
次の仕事が見つかるか不安
50代での再就職や転職は、現実的にハードルが高いとよく言われます。
実際、私もハローワークや求人サイトを見ながら、
- 「正社員はもう厳しいかも…というか戻りたくない・・・」
- 「かといって体力に自信もない」
- 「年齢で弾かれそう…」
と、「これから何の仕事をすればいいのか」がまったく見えませんでした。
この3つの不安を抱えていた中で、私がたどり着いたのが
「客室清掃バイト」という選択肢だったのです。
なぜ客室清掃バイトを選んだのか?
脱サラ後の仕事として、なぜ「客室清掃バイト」だったのか。
自分でも少し意外な選択でしたが、結果的に「今の自分にちょうどいい働き方」だったと感じています。
選んだ理由は、大きく分けて次の3つです。
応募条件がゆるく、50代でも採用されやすい
最初に魅力を感じたのは、「未経験OK・年齢不問」という求人の多さでした。
実際、私が応募したホテルも
「年齢は関係ないですよ」「60代の方も働いています」と言ってくれたことが決め手に。
履歴書もそれほど詳しく見られず、面接では「週何日働けますか?」といった確認が中心。
「これなら今の自分でもできるかもしれない」と思えたんです。
一人で黙々とできる仕事だから気がラク
人間関係で疲れていた私にとって、これは大きなポイントでした。
客室清掃は基本的に「一人で部屋を仕上げる仕事」です。
もちろん最初は先輩がつきますが、慣れてくれば自分のペースで動けます。
- 誰かと無理に会話する必要なし
- チームワークよりも「段取り」と「集中力」
今の自分に合った「ちょうどいい孤独」が、働きやすさにつながりました。
出勤日数を調整しやすく、収入の目安も立てやすい
客室清掃バイトは「週2〜3日OK」や「午前のみ勤務」など、働き方の自由度が高いのも魅力でした。
実際、私は最初のうちは週3日だけ働いて、残りの日は副業や休養に使うというスタイルに。
また、働くホテルによっては「1日◯部屋仕上げて◯円」といったシンプルな報酬体系なので、
「このくらい働けば、生活費はいけそうだな」という目安が立てやすかったです。
働いてみてわかった「脱サラ後の仕事選び」で大切なこと
客室清掃バイトを始めてから2年が経ちました。
その中で私が強く感じたのは、「仕事選びの基準はガラッと変わった」ということ。
特に脱サラ後は、世間の目より「自分の心」が納得できるかどうかがとても大切でした。
見栄やプライドを捨てるとラクになる
会社員時代の私は、「正社員」「月収◯万円」「世間体」などに縛られていた部分が正直ありました。
でも脱サラして無職になってみると、そんなプライドは何の役にも立たないと痛感。
むしろ邪魔にすら感じるように…。
今では「自分が納得して働けているかどうか」が何より大事だとわかりました。
「誰かに誇れる」より「自分が納得できる」かが大事
「そんなバイトしてるの?」と思われるかもしれない。
でも、自分にとって心地よく働けることの方が、よっぽど価値があると今は思います。
- 毎日ヘトヘトになるまで働かなくてもいい
- 誰にも評価されなくても、自分が満足していればOK
50代になってようやく、「自分のために働く」という感覚を持てた気がします。
「正社員じゃない働き方」でも、心の余裕が生まれた
収入は正直、会社員時代よりぐっと下がりました。
でも、時間も心も自分のペースで使える今の働き方には、お金では買えない「余白」があると感じています。
- 無理しない働き方でも、生活はなんとかなる
- 少ない収入でも、自分で決めた生活なら納得できる
こうした価値観の変化もまた、脱サラ後に得られた大きな「収穫」でした。
実際の働き方と収入イメージ(1日の流れ+時給)
「客室清掃バイトって、実際どんな働き方?」「どのくらい稼げるの?」
そう思う方も多いと思います。
ここでは、私が実際に働いているときの1日の流れと、収入の目安についてご紹介します。
客室清掃の1日スケジュール(例)
私が働いていたホテルでは、だいたい1日5時間・1人で8〜10部屋程度を担当するスタイルでした。
▼ ある1日のスケジュール例(実働5時間)
時間帯 | 内容 |
---|---|
9:30〜9:45 | 出勤・朝礼・必要品の準備 |
9:45〜12:00 | 客室清掃(前半3〜4部屋程度) |
12:00〜 | 休憩はありません |
12:00〜14:30 | 客室清掃(後半5〜6部屋) |
14:30〜15:10 | 報告・片付け・退勤 |
立ち仕事で体力的に大変なこともありますが、「時間がきたらきっちり終われる」のは大きなメリットでした。
▶ 関連記事:
客室清掃バイトの1日の流れ|50代の私が働くリアルなスケジュールと休憩事情
時給・月収の目安(実例ベース)
私の場合、時給はおよそ980〜1,100円程度(地域・ホテルによる)
週3日×1日5時間で、月6万〜8万円程度の収入になっていました。
▼ 月収目安のシミュレーション
- 週3日×5時間×時給1,000円=月約6万円
- 週4日で働けば、月8〜10万円も可能
たくさん稼げるわけではありませんが、
「これくらい働けばこれくらい生活費の足しになる」という感覚が持てる仕事です。
▶ 関連記事:
客室清掃バイトは5時間で何部屋?|リアルな部屋数と現場の実情
客室清掃の時給は安い?50代が実感した『割に合う』『合わない』瞬間
金銭的には豊かでなくても、「生活が整った」感覚
正直、会社員時代のような収入には戻れません。
でも、今の働き方を続ける中で感じるのは、
「お金は少なくても、気持ちや生活のリズムが整ってきた」
ということです。
- 無理しない範囲で働ける
- 平日の昼間に用事を済ませられる
- 休む日も自分で調整できる
そうした「心の余裕」が、収入以上に大きな価値だと気づきました。
ゆるく働く生き方は、50代からでも遅くない
「脱サラ=もう働かない」と思われがちですが、実際はそうではありません。
私自身、脱サラ後も「ゆるく働く」ことを選んで、本当に良かったと感じています。
脱サラ=自由だけど、仕事をゼロにする必要はない
確かに、組織から離れると「自由」は手に入ります。
でも、すべての仕事を手放すと、逆に不安や孤独を感じることも。
- 社会とのつながりがなくなる
- 収入が完全に止まる
- 生活リズムが乱れる
そんな「ゼロ」ではなく、「ちょっとだけ働く」選択肢が、私にとってはちょうどよかったんです。
ゆるく働くことで、心と生活に「ちょうどいいバランス」が生まれた
客室清掃の仕事は、週3〜4日・1日5時間の短時間勤務。
この働き方が、心と生活のバランスを整えてくれました。
- 体を動かして健康を維持
- 無理のない収入で生活費を補填
- 空いた時間は副業や勉強、自分の時間に
「稼ぐために働く」ではなく、「暮らしを支えるために、ちょうどよく働く」。
そんな働き方が、50代の私には合っていました。
「稼ぎすぎず、縛られすぎず」な働き方が50代にちょうどいい理由
会社員時代は「もっと稼がなきゃ」「出世しなきゃ」と常に焦っていました。
でも今は、
- 収入よりも自由な時間
- ストレスの少ない人間関係
- 自分で選べる働き方
を大切にするように。
50代は、「まだ働けるけど、がむしゃらにはなりたくない」
そんな「ほどよさ」を求める世代かもしれません。
だからこそ、ゆるく働く生き方は、これからの時代のスタンダードになっていくと感じています。
まとめ|50代で脱サラしても「自分らしく働く道」は見つかる

「脱サラしたいけど、次に何をしたらいいかわからない」
「正社員じゃなくなったら、人生が下り坂になるんじゃ…」
そんな不安を、私もかつて感じていました。
でも今では、「会社を辞めても、自分らしく働ける道はある」と実感しています。
たとえそれが客室清掃バイトのような地味な仕事でも、
- 無理なく続けられて
- 心が軽くなって
- 生活が整っていく
そんな「ちょうどいい働き方」を見つけることができました。
50代はまだ「選べる世代」
若さや体力は少しずつ衰えていくけれど、
50代はまだまだ新しいチャレンジができる時期。
- 働き方を見直す
- 自分に合った生き方を探す
- 「本当はどうしたいか?」を見つめ直す
そんなタイミングとして、脱サラは悪くない選択肢だと思います。
自分のペースで、もう一度「生き方」をデザインしよう
「正社員じゃなきゃダメ」
「誰かに誇れる仕事じゃないと…」
そんな思い込みを手放したとき、本当の自由な生き方が見えてくるのかもしれません。
脱サラ後の人生に正解はありません。
でも、「これなら私にもできそう」と思える小さな一歩から、
「自分らしく働く道」はきっと開けていきます。
この体験談が、同じような50代の方のヒントになれば嬉しいです。