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客室清掃の仕事を始めると、多くの新人が戸惑うのが 「現場で突然飛び交う専門用語」 です。
私も最初の頃は、
「アウト?ステイ?ベーカン?なにそれ…?」
と混乱しっぱなしで、先輩の指示を聞くたびに頭が真っ白になっていました。
実は客室清掃の現場では、清掃スタッフ同士・フロント・管理者が共通で使う独特の言葉がいくつもあり、それを理解しているかどうかで作業スピードも連携も大きく変わります。
この記事では、新人が最初に覚えておくべき業界用語を、現場経験者の視点で丁寧に解説していきます。
「これを知っておけば、研修がグッと楽になる」
そんな内容を詰め込んだ保存版です。
- 客室清掃の現場で必ず聞く 基本用語・略語の正しい意味が理解できる
- アウト・ステイ・インスペ・ベーカンなど、新人が最初につまずきがちな用語をまとめて習得できる
- 清掃スタッフ同士の指示を理解でき、仕事の段取りがスムーズになる
- 用語を覚えることで、研修中の「意味がわからない時間」が劇的に減る
- 実際に客室清掃をしている私が、現場でよくある勘違いや注意点もセットで解説
- 今日からすぐ使える“新人の不安が消える知識”が手に入る
まず覚えるべき「基本の客室状態」の用語

アウト清掃(アウト)
お客様がチェックアウトした後の部屋を掃除すること。
ベッドを全部はがし、水回り・床・備品すべてをリセットするため「フル清掃」「通常清掃」とも呼ばれます。
新人はまずアウトからスタートすることが多く、
1日の大半がアウト作業で埋まることもあります。
※アウト数が多い日は、本当に戦場のようになります…。
ステイ清掃(ステイ)
宿泊中のお客様の部屋を清掃する作業。
内容はホテルによって違いますが、一般的には
- ゴミ回収
- タオル交換
- ベッドの軽い整え
- 水回りの軽い拭き掃除
など、アウトより作業量が少ないケースが多いです。
ただし、広い部屋や長期泊まりの部屋はステイでも大変です。
※ホテルによっては、ステイであってもフル清掃の場合もあります。
清掃不要(NO清掃)
「今日は掃除しなくて大丈夫」とお客様が選択した部屋。
ドアに札がかかっていたり、フロントから連絡が来たりします。
意外と多いのが「朝は清掃不要だったのに、午後になって変更」になるパターン。
現場は振り回されます…。
チェックイン・チェックアウトの用語

チェックアウト(CO)
お客様がホテルを出ていくこと。
「COが遅れてるよ!」と連絡があると、清掃も遅れて大変になります。
チェックイン(CI)
お客様が入室できる時間。
清掃は “チェックイン時間に間に合わせる” ことが最重要です。
アーリーチェックイン(アーリー)
通常より早い時間に部屋を使いたいという要望。
アーリーが何部屋も入る日は、清掃スタッフは大急ぎになります。
鍵・入室・セキュリティ関連の用語

インロック・インキー
お客様が鍵を部屋の中に置いたまま、外に出てしまった状態。
現場では頻繁に起こります。
インキーアウト
鍵を挿したままチェックアウトしてしまうこと。
新人のうちはよく見逃しますが、部屋の電源が入りっぱなしになっている場合が多いため注意が必要です。
カードホルダー
カードキーを差す場所。
差さないと部屋の電気がつかないタイプが一般的。
ラッチ
ドアの内側にある金具。
これがかかっていると入室できません。
ステイ清掃でよく遭遇します。
ベッド・寝具に関する用語

デュベ
ホテルの掛け布団。
カバーと中布団が一体化しており、見た目がホテルっぽくなるタイプ。
新人はデュベの“入れ込み方”に苦戦します…。
ピロー
枕。
「ピローケース交換してね」などと使われます。
エキストラベッド
追加ベッド。
折りたたみ式で重いものも多いので、扱い方に注意。
トランドルベッド
ベッドの下に収納されている簡易ベッド。
引き出すのに力がいることもあります。
ハウザーベッド
ソファがベッドに変形するタイプ。
初めて見ると「どうやって広げるの?」となる代表格。
スタッフ間でよく使う客室ステータス用語

アサイン
“部屋割り”のこと。
「今日のアサインはこれね」と渡されます。
ベーカン(VC:Vacant Clean)
清掃完了&点検も完了した、いつでもお客様が入れる部屋。
インスペクション(インスペ)
清掃後の最終チェック。
髪の毛・水垢・ベッドシーツのシワなどを徹底確認します。
ハウスユース
ホテルスタッフが泊まる部屋。
清掃の基準は通常と変わりません。
水回り・設備の清掃用語

アメニティ
歯ブラシ・綿棒・シャンプーなど。
補充漏れが多い新人は、最初にアメニティ表を覚えるとラクになります。
べーシン(ベイシン)
洗面台のこと。
「ベーシンの水垢チェックしてね」とよく言われます。
ドライ・ウェット
- ドライ=乾拭き
- ウェット=水拭き
床・水回りの仕上げに指示されます。
客室利用タイプに関する用語

デイユース(デイユ)
宿泊はしない日帰り利用。
回転が速いため、清掃も常に時間との勝負。
レイトチェックアウト(レイト)
通常より遅い時間にチェックアウト。
レイトの多い日は、清掃が一気に集中して大変になります。
ホテル全体のオペレーションに関する用語

オペレーション(オペ)
その日の運用状況全体のこと。
アウト数・ステイ数・アーリー・レイトの状況など含む。
バックヤード(BY)
清掃スタッフが作業する裏エリア。
リネン庫・清掃カート置き場などがあります。
道具・備品・裏方の用語

リネン
シーツ・タオル類の総称。
リネン庫
リネンを保管する部屋。
水分補給などの一時的な休憩場所としても利用します。
カート
清掃道具を運ぶワゴン。
その他用語

DND(Do Not Disturb)
“起こさないで”の意味。
札がある時は入室禁止
VIP清掃
一般的には、VIP(要人・特別顧客)向けに通常より高水準な清掃をすることとされています。
わたしの働いているビジネスホテルでは、そういった「要人」が宿泊することは無く、
このVIP清掃とは、クレーム実績のある顧客対策としています。
要は、クレーマー対策として「丁寧に清掃するように」と注意しているものです。
まとめ

客室清掃の仕事は、最初の1~2ヶ月が本当に大変です。
しかし、その大変さの正体は 「掃除」ではなく「用語と段取りに慣れていないこと」 なんです。
言葉の意味がわかると、
- 指示が正確に理解できる
- 仕事のスピードが上がる
- プレッシャーが一気に減る
というメリットがあります。
この記事が、新人さんが現場で困らないための“事前予習”になれば嬉しいです。




