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客室清掃の仕事を始めると、多くの人が最初にぶつかる壁があります。
「水回りの仕上げがなかなかキレイにならない」
「ベッドメイクが時間内に終わらない」
「効率よく回る方法が分からず、いつも時間ギリギリ」
私自身も50代で未経験から客室清掃を始めたとき、同じ悩みを抱えていました。
最初は1部屋終えるのに30分以上かかり、研修中も「本当に覚えられるのだろうか」と不安になるほどでした。
しかし、続けていく中で「作業の順番」「チェックの工夫」「体の使い方」などを意識することで、徐々にスピードと仕上がりが安定し、今では1部屋20分前後で仕上げられるようになりました。
この記事では、そんな私の実体験をもとに 客室清掃の仕事内容と作業ごとのコツ をまとめています。
これから客室清掃を始める方、もっと効率を上げたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
- 客室清掃の基本的な仕事内容と一日の作業の流れ
- 水回り(浴室・トイレ・洗面台)を効率よく仕上げるコツ
- ベッドメイクをきれいに、しかも時短で終わらせる方法
- 1日にこなす部屋数の目安と、効率的に回す工夫
- 未経験者が研修を乗り切り、仕事を覚えるまでの流れ
- よくある失敗例と、それを防ぐためのチェックポイント
客室清掃の基本的な流れ

客室清掃は、ただ掃除をするだけではなく「限られた時間で、次のお客様が気持ちよく使える状態に仕上げる」ことが目的です。
- 入室 → 換気・ゴミ回収
- 水回り(浴室・トイレ・洗面台)の清掃
- ベッドメイク
- 掃除機・拭き掃除
- 備品補充・最終チェック
現場によって順番は多少変わりますが、多くのホテルでは「水回り」→「ベッドメイク」の順に行うことが多いです。
これは 水滴や洗剤の飛び散りを先に処理しておくことで、後の作業に影響しない からです。
水回り清掃のコツ
水回りは「清潔感」が最も重視される場所。
髪の毛1本残っているだけでクレームにつながることもあります。
- 上から下への順で作業すると効率的
- 水アカが残りやすいシャワーヘッドや蛇口は「から拭き仕上げ」
- 髪の毛は目視+手でなぞる確認が必須
- 排水口のゴミ受けは特に注意
- 水滴が残るとすぐ水アカになるので、最後は必ず乾拭き
- フタ・便座・周囲の床まで忘れずチェック
- 洗剤の香りを残すより「無臭」に仕上げるのがプロ
ベッドメイクのコツ
客室清掃で最も時間がかかる作業の一つがベッドメイクです。
慣れないうちはシーツがシワだらけになったり、布団を入れ直したりと時間を取られがち。
- 使用済みリネンをまとめて回収
- シーツを四隅から引っ張りながらピンと張る
- デュベカバーを入れ替えてシワを伸ばす
- 枕カバーを交換
- 体全体で引っ張る(腕だけだと疲れる)
- シーツの角は三角折りをきれいに作る
- 最後に全体を手のひらでなでて、シワを確認
効率アップ・時短術
客室清掃の最大の課題は「時間との戦い」です。
1人で5時間に10〜12部屋をこなすのが平均的な現場。
1部屋でも時間が押すと全体に影響します。
- 動線を意識: ついで作業、廊下に出る回数を減らす
- 道具の持ち方:ポケットにゴミ袋を常備すると無駄が減る
- まとめて作業:鏡・ガラスは一気に仕上げる etc・・
平均部屋数と効率的なこなし方
- ビジネスホテル:1人5時間で10〜12部屋
- 繁忙期や人手不足の現場:15部屋以上になることも
部屋数をこなすには、 「1部屋に時間をかけすぎない」ことが最重要。
完璧を目指しすぎると全体が遅れ、逆にクレームにつながる場合もあります。
研修・未経験者が覚えるまでの流れ
未経験で入る人のほとんどが「研修はきつい」と感じます。
私も最初はチェックが厳しく、失敗して落ち込みました。
- 先輩について作業の流れを覚える
- 部分ごとにチェック(ベッド → 水回り → 全体)
- 最終的に一人で1部屋を任される
研修期間は2週間〜1ヶ月が目安。数をこなすうちに自然と体が覚えます。
よくある失敗と防止策
- ベッドシーツのシワを伸ばし忘れる
- 水回りに髪の毛や水滴が残る
- ゴミや忘れ物を見落とす
失敗の共通点は「焦り」。
時間を意識しすぎて基本を飛ばすと必ず見落としが出ます。
最終チェックを徹底することが最大の防止策です。
客室清掃の仕事内容とコツのまとめ

客室清掃の仕事は「きつい」と思われがちですが、実際には 段取りと工夫次第で大きくラクになる仕事 です。
- 水回りは「乾拭き仕上げ」で清潔感を残す
- ベッドメイクは「シワをゼロ」にするだけでプロの仕上がりになる
- 時短の工夫は「動線」と「まとめ作業」で効率を大幅アップ
- 失敗防止には「最終チェック」を徹底することが最大の武器
こうした基本を押さえるだけでも、最初は30分かかっていた部屋が20分以内で終わるようになり、1日の作業がグッと楽になります。
さらに、客室清掃は 未経験でも始めやすく、年齢を重ねても続けやすい仕事 です。
私自身50代で始めましたが、研修を乗り越え、少しずつ作業を覚えていくうちに「体力的には大変でも、コツをつかめば十分やっていける」と実感できました。
もし今「自分にできるだろうか」「もっと条件のいい職場があるのでは」と思っている方は、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
職場によって作業の進め方や求められるスピードは違いますが、どこでも共通して大切なのは 誠実に仕上げる姿勢と、少しずつ効率化を意識すること です。
また、条件のよい現場や、自分に合った職場環境を探したい方は、求人サイトを活用するのが近道です。
特に「アルバイトEX」などの総合求人サイトを使えば、複数の清掃求人を一度に比較でき、時給・条件・勤務地から自分に合った案件を選びやすくなります。
客室清掃は、地道ながら「経験がすべて力になる仕事」です。
今日の作業で学んだ小さな工夫が、明日の効率につながります。
ぜひ、自分なりのコツを積み重ねて、清掃のプロを目指してください。