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「真夏の客室清掃って、どれくらい暑いの?」
私も働くまではここまで大変だとは思っていませんでした。
エアコンの効いていない部屋で、締め切った空気の中を動き回る——
気づけば汗びっしょり、軽いめまいがすることもありました。
客室清掃は、夏になると「熱中症のリスク」が一気に上がる仕事。
でも、しっかり対策をすれば安全に働くことができます。
この記事では、50代の私が2年間の現場で実感した「熱中症の危険性」と「実践している対策」をまとめます。
- 夏の客室清掃がなぜ熱中症になりやすい仕事なのか
- 私が実際に感じた危険なサインやヒヤッとした体験
- 50代でもできる熱中症対策の工夫(グッズ・働き方)
- これから客室清掃を始める人への夏を乗り越えるヒント
客室清掃が夏に「熱中症リスク」が高い理由

夏の客室清掃は、想像以上に暑いです。
「真夏のホテルの部屋=エアコンが効いて涼しい」と思いきや、実際は真逆。
熱中症リスクが高い条件がそろっているんです。
エアコンが切られた部屋で作業する
- 宿泊客がチェックアウトした後、ほとんどの部屋はエアコンが止まった状態。
ここからエアコンをつけても、涼しくなるまで時間がかかります。 - 外気温35℃の日は、部屋の中がサウナのように蒸し暑くなることも。
窓が開けられない&換気がしづらい
- 高層ホテルやビジネスホテルは窓が開かない構造が多い。
- こもった空気の中でシーツ交換や掃除をするため、体感温度がどんどん上がる。
動き続ける仕事
- 客室清掃は、止まることがほぼない仕事。
- 掃除機、ベッドメイク、水回り…と常に体を動かし続けるため、体温が上がりやすい。
制服・マスクの影響
- 作業服やエプロンで風通しが悪い
- コロナ以降、マスク着用が続く現場もあり、暑さ倍増
💡 これらが重なり、真夏の客室清掃は軽い運動以上の負荷になります。
50代以降は特に体の負担が大きく、熱中症のリスクが高い仕事だと実感しています。
実際に感じた「危ないサイン」とヒヤッとした体験
夏の客室清掃をしていると、「あ、これ危ないかも」と思う瞬間があります。
私も過去2年の中で、軽い熱中症の症状を何度か感じました。
めまい・立ちくらみ
部屋を出入りするときにフワッと視界が揺れるような感覚。
一瞬クラッとすることもあり、「ここで倒れたらヤバい」とヒヤッとしました。
汗が急に止まった
真夏は汗だくになるのが普通なのに、
急に汗が出なくなったときがありました。
これは軽い熱中症のサインと後で知り、ゾッとしました。
手足のしびれ・吐き気
- ベッドメイクの途中で手がピリピリする感覚
- 休憩所に戻ったときに少し吐き気を感じた
👉 どれも軽い症状だったので休んで回復しましたが、
無理をしていたら倒れていたかもしれません。
💡 「ちょっと変だな」と思ったらすぐ休む。こまめな水分補給をする。
これが一番大事だと痛感しました。
50代の私が実践する「熱中症対策5つ」
こまめな水分補給
- 作業中は意外と水を飲むタイミングが少ないので、
部屋を出るたびに一口でも飲むことを習慣にしています。
- 500ml入りの水筒に氷をいれて麦茶などを入れて持参。
- 500ml入りの水筒の他にペットボトル飲料も持参。
塩タブレット&飴をポケットに常備
- 汗で塩分が失われると体調を崩しやすいです。
塩タブレットや塩分入りキャンディを制服のポケットに入れて、サッと口にできるようにしています。
冷却アイテムで首や脇を冷やす
- 瞬間冷却スプレーで首・脇を冷やす。
- 部屋を移動するたびに首筋を冷やすだけでも、体感温度がぐっと下がります。
- ネッククーラー(冷却リング)も試しましたが、正直作業の邪魔になるのでやめました。
速乾インナー&通気性のいい靴下
- 汗を吸ったままの服は体温調整がしにくいので、
ユニクロのエアリズム系やスポーツ用の速乾インナーを活用。
メッシュ素材の靴下にすると、足の蒸れも減ります。
お風呂清掃の前に冷たいシャワーで腕を冷やす
- 体全体的に体温が下がるので、とても気持ちが良い
- ただし、清掃する際は冷たい水では汚れが落ちにくいので温度を上げる必要があります。
💡 これらを実践してから、真夏でも体調を崩すことがほとんどなくなりました。
これから客室清掃を始める人へのアドバイス
これから客室清掃の仕事を始める人に、夏の現場を経験した50代として伝えたいことがあります。
夏は「特に最初がしんどい」と覚悟しておく
- 入りたての頃は体力も慣れていないので、本当に暑さがこたえます。
- 「最初の1〜2週間を乗り切れば慣れる」と知っているだけでも気持ちが違います。
水分補給&冷却グッズは自分で用意する
- 職場にドリンクは用意されていても、自分に合う飲み物・グッズを持っていく方が安心。
- 水筒や塩タブレットは、自分専用の必須アイテムとして持っていくのがおすすめ。
無理しない勇気を持つ
- めまいや吐き気を感じたら、迷わず休憩を取ることが大事。
- 50代は特に、「頑張りすぎる方が危険」だと覚えておいてください。
夏を乗り越えれば、自信になる
- 夏の現場を経験すると、秋〜冬の客室清掃が「天国」に感じるようになります。
- 最初の夏を経験すれば、仕事にも体にも自信がつくはずです。
まとめ:夏の客室清掃は「無理せず、安全第一」で

夏の客室清掃は、正直に言ってかなりきつい仕事です。
締め切った部屋、止まったエアコン、動き続ける作業…。
「あ、危ないかも」と思った瞬間が私にも何度かありました。
でも、水分・塩分補給や冷却グッズの工夫をしてからは、
体調を崩すことなく夏を乗り越えられるようになりました。
- 暑さを軽く見るのは危険
- 対策すれば、思ったより安全に働ける
この2つは、2年間の経験で一番強く感じたことです。
👉 これから客室清掃を始める人へ。
夏はたしかに大変だけれど、しっかり準備すれば怖くないです。
無理をせず、安全第一で——
それが、50代でも長く続けられる働き方のコツです。